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岩瀬 彰宏; 佐々木 茂美; 岩田 忠夫; 仁平 武*
Journal of Nuclear Materials, 133-134, p.365 - 369, 1985/00
被引用回数:12 パーセンタイル:80.38(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉材料の照射損傷を模擬する、いわゆるシミュレーション実験の結果を相互比較する時の基本量である損傷断面積(単位照射量当りの欠陥生成数)を液体ヘリウム温度における電気抵抗変化を測定することにより求めた。照射はエネルギーや質量の大きく異なる数種類のイオン(H,Cl,Br等)により行った。イオンの加速は2MUVdG、タンデム加速器を用いた。試料はAl,Cu等の薄膜である。実験結果はNRTモデルに基づく計算値と比較した。実験値と計算値の比(損傷効率)はイオンによるPKAエネルギーが大きくなると共に減少するという結果が得られた。さらに照射欠陥の飽和過程、再結合体積、照射後の昇温に伴う欠陥の回復現象等も、PKAエネルギーに大きく依存することが判った。